泣く子も大人も黙る
以前は「泣く子も黙るイベリコ豚」って感じで
そのブランド力はすごい威力でしたが、最近では
ファミレスでも居酒屋でも立ち呑みバルでも普通に
「イベリコ」の文字が躍っています。イベリコ豚って
意外と安く気軽に食べれるものなのか…と思っている
方もいる事でしょう。しかし、「イベリコベジョータ」
って文字は、実はそうそうあちこちにはありません。
なぜなら、絶対数が少ない上に、かなり高額だから!
イベリコ豚と名乗れる豚は沢山いても、ベジョータと
名乗れる豚は本当にごく僅かなのです(ベジョータを
育てていいと定められた区画や、与えていいどんぐりの
樹などに限りがあるから)。そんなわけで、イベリコは
イベリコでも特別な「ベジョータ肩ロース低温長時間ロティ」
というメニューを今月からやっているんですが、これが
かなり好評いただいておりまして、その見事すぎる赤身と
深い味わいにうちの料理人がすっかり惚れ込んでしまい…
こんなものまで手に入れてしまいました
貴重なベジョータの生ハム!!
足、ど~んと一本!
ずっしり重いです
うちの店では、これを解体して少量ずつ真空して
注文を頂いてから当店のスライサーで薄切りして、
切り立ての生ハムを食べて頂くシステムです。
(カウンターにずっと飾っておく事はしません)
いつでも切り立て、清潔でフレッシュ
そんでもってスゴイ旨みと深いコク
口の中で生ハムの海が!
と~ろ~け~る~っっ(悶絶)
余談ですが、実はサラミまでベジョータを入手
してしまいました。その情報を聞きつけ、早速
「ベジョータ尽くしコース」を召し上がられた
お客様もいらっしゃいます(大好評でした♪)。
育てられる環境が、食べるどんぐりが、生産者の
深い愛情と熱意が、もう十分に特別な豚を、更に
ベジョータを名乗れる最上級の豚にするのです。
とろけるように旨みを波立たせる生ハムと、旨みを
ぎゅっと凝縮した味わいのサラミと、炭火の香りを
纏った真っ赤で大胆かつ繊細な肩ロースのロティ!
泣く子も黙るベジョータ尽くし、いかがですか?