ヴィーノヴィーノ!
こめかみに染み込む音楽とか、子犬の匂いとか、バカ笑いとか…
人生を豊かにしてくれるものは数え切れないほど沢山ありますけど、
葡萄だけで出来てしまうあの夢のようなお酒、ワインもその一つです。
古き良き伝統を守りつつ、厳しいワイン法にのっとってストイックに
作られたフランスワインの素晴らしさ!そのクオリティは他を圧倒して…
いると思いきや、ここ数年、ワイン醸造の研究が進んだこともあって
フランス以外のヨーロッパ各国、そしてニューワールドワインも瞬く間に
レベルが高くなっていて、呑み手としては嬉しい驚きで胸が高まります。
美味しいワインがリーズナブルに手に入る喜び!たまりませんな。
「ワインが好きで良かったー!」と地球の真ん中で叫びたい気分ですよ。
でもね、うちはフランス料理のお店なんですよ、これが。
美味しい世界各国のワイン置きたいですけどね、そんなことやったら
ワインリストが広辞苑より厚くなっちゃうし、ワインセラーだって何台
あっても足りないですからね、ここはやっぱりフランスワインに敬意を払って
「フランス料理とフランスワインのマリアージュを楽しんでいただこう!」って
コンセプトをとっております。 いるんですけどね、お店のコンセプトは
いいとして、自分達の味覚のバランス的にはどうなんでしょうかね?
フランスワインに囲まれてフランスワインばっかり呑んでいたら、それこそ
舌が「フランスワインナイズ」されてしまって、その特徴さえ見失って
しまったりしないでしょうかね?それはイカン。
じゃ、ちょっとほかの国のお勉強しよっかな
何だかんだ理由つけて呑みたいだけだろうって?
(どうして分かったんだい)
イタリアを代表する品種(サンジョベーゼ、バルベーラ)と、スペインを
代表する品種(テンプラリーニョ)です。それぞれほぼ100%に近い
割合で造った(補助品種が少ないって事ですね)割とクラッシックな造りの
物をそれぞれ用意しちゃったりして。 よーし、さぁ勉強、勉強!
それもこれも全てお客様のため!仕方ないんですよムフフ。