続けるために
料理人達の憧れ、そしてバイブル的存在な「専門料理」様。
毎回内容の濃い特集を組んで下さってありがたい一流雑誌です。
最新号のタイトルは…
「ビストロを30年続けるためには」
(クルルちょこっと出てます)
そうなんだよなぁ!
我々はどうして飲食店やってるんだろう?って原点に帰るとですね、
長く続けたいからなんですよ、単純にね。人気店になりたい!とか
儲けたい!とか思っていたら、お店とお客様が共に分かち合える
空間なんて作れないし、本当の意味での「いい店」になんてなれない。
純粋な食いしん坊、純粋な呑み助さん達と「旨いもの」を共有して
笑顔でいっぱいのお店を長く続けていく事が、そもそもの目的です。
うちの店も何だかんだでもうすぐ10年目に突入するんですよ。
思えば無我夢中だった梅ケ丘時代、睡眠時間なんてそっちのけで
とにかく来て下さるお客様全てを喜ばせることに「がむしゃら」でした。
月日が経ち、どんどんお客様達とのご縁が太く、強くなるのに相反して
いつしか「がむしゃら」がボディーブローのように身体にのしかかってくる
お年頃になった我々従業員。 9年ですからね、車だったら買い替えの
時期でしょうか。冷蔵庫だったら「ブ~ン」って変な音出し始める頃です。
どうやらメンテナンスの時期に来ているようです。
身体だけは秋葉原で新品買ってくるって訳にいきませんからね、
多少ポンコツでもうまく付き合っていかなくちゃいけません。
で、「店を長く続ける」為のモチベーション作りを、どうしたらいいか?
という作戦会議を、従業員一同で行いました(約2名)。
でね、ものすご~く言いにくいんですけどね、「ラストオーダー」の時間を
少し早めに設定させて頂くことにしたんです。 ええ、ええ分かってますよ
あんだけ「ウチは夜の店」って言っといて何なのその変化!?みたいなね。
自分達もずっと新車のままでいられたなら良かったんですけどね。
こればっかりはねぇ。 でもね、実はコレ前向きな変化なんです。
クルル、引越して良かったねぇ!
って、本当に沢山のお客様に言ってもらえてます
料理人がディナータイム最後のお料理を作り終えた時点から始まる
次の日の仕込み、これをもうちょっと早い時間から始められたら、もっと
精度の高い仕込みが出来るはずだし、尚且つ真っ当な睡眠時間による
「やる気と想像力、創作意欲」が出てくると思い立ったからなんです。
長く続ける気満々です。どうかご理解の程、宜しくお願いします!
*ディナータイム
お料理のラストオーダー(デザート含む) 21:00
21:00より、ワインとチーズのマリアージュタイム
仕込みの為、24:00閉店とさせていただきます。
呑ムリエ☆サービス人は閉店ギリギリまでお付き合いする気
満々ですから(むしろお付き合い頂きたい&呑み仲間が欲しいです)
ワインとチーズは閉店ギリギリまでご用意いたします。
クルルは今までもこれらも食いしん坊と呑ん兵衛の為の店です。
そして、もっともっとお客様が満足できるお店になっていきます。
これからも美味しい料理とワインご用意してお待ちしてます!!