全部呑んでます
うちは、ワイン呑みのフランス食堂でございます!
なんて言ってる以上、ワインリストには力を入れなくちゃいけません。
うちの店に置いてるワインは全て自分達が実際に試してみて、
「これは美味しい。このクオリティでこの値段なら十分納得できる!」
と思ったものだけを選んでいます。
例えば「これは美味しいけど値段が高すぎる」とか、「安いけど
味もそれなりだな」なんていうのはリストに載せません。
しかし、毎年同じ味にはならないっていうのがワインです。
「このワインの03年は04年より果実味がしっかりしてるな」とか、
「去年呑むにはまだ硬かったけど、今年はもう呑めるな」とか、
ビンテージや寝かせた年数によってそのクオリティは変わってくるし、
また保存状態によっても多少の味の変化があったりするので
定期的に味を確かめるのは店側の責任だと思っています。
そんなわけで、全部呑んでるんです!
呑むのも仕事のうち
試飲をするときは大体3日間に分けて、1日目と比べて2日目はどうか、
3日目になるとどんな感じになるのか、みたいにチマチマとそれぞれの
ポテンシャルを確かめております。 そして メニューには載ってないけど
飲み頃になるのを静かに待っている大器晩成型のワイン達もいるので
彼らの現在の状態を確かめる という大事な作業もあったりします。
これも本当に大切な仕事のひとつなのです。
ああ、今日はどのワインを呑まなきゃいけないかな?
営業中から喉が鳴ってたりして。