高鳴るエスプリ
秋を感じるどころか残暑って感じ…いや、むしろ「真夏じゃないか!」って
叫びたくなる今日この頃ですが、いかがお過ごしですか? …え?ダルイ?
クーラー病でしょうか… 夏の疲れが出る頃ですからね、用心しないとね。
すっかり暑さにやられてる人間達を尻目に、しかし食材達は続々と新しい
季節をアピールし始めていますからね、このパワーを頂こうじゃありませんか!
お鍋の中で軽快にスウィングしてるのは巨峰チーム!
赤ワインビネガーや巨峰のコンポートの出汁、鴨のソースで…
ふわわ〜 めっちゃえー匂いでごんす〜
巨峰が旨味でキラキラしてます!
身も心もフォワグラ色に染まります〜
(お二人様の場合はお二つにお訳します)
仏ヴァンデ産 鴨フォワグラのポワレとジューシーな巨峰
〜鴨のキャラメリゼの芳醇なソースと供に〜
スミマセン、お客様にお出しする前にパパっと撮ったので良い写真じゃ
ないんですが…(手前に素人丸出しの影作っちゃって)!
ぶ厚いでしょ?このくらいガツンとしてないと、この食感と香りの快感、奥深さは
味わえませんからね。 外側の香ばしさと内側のネットリ感は、もう夢の世界!
実はこのお料理、高級食材として頑張って仕入れている割にはお客様へのご負担を
できる限り軽くしてご提供差し上げている 「お客様還元型サービス商品」 なんです。
うちはビストロですからね、レストランと同じ食材、同じ調理法を用いろうとも、同じ
お値段にするわけには参りません。 でも、お客様の「美味しかった」の一言だけで
すっかり報われてしまう単純なビストロなもんですから、これでよいのです!
料理人の力量が試されつつ、シンプルながらも最もフランスのエスプリを感じさせる
「フランス料理の中のフランス料理」の一つじゃないでしょうかね、フォワグラのポワレ。
冬には苺と合わせたり、春には筍や白アスパラと、夏にはさくらんぼ、秋には巨峰や
栗などと仕立てて、常に傍らのワインへ向けて熱い恋心を意識した料理です。
残暑バテは秋の食材(巨峰)とお客様還元メニューで、さぁ、乗り切っていきましょう!