ニースの風
夏の猛暑に疲れ切ったところで秋の爽快な風を
大歓迎で迎え、そのまま新鮮な気分で冬を迎え、
その寒さに慣れた頃には爽快も新鮮も下火になり
ひたすら寒さを堪える日々が続いた頃、世の中の
食いしん坊達は南仏の太陽と風を恋しがり、南仏の
味を求め、サラダ・ニソワーズを食べるのです。
ニソワーズ用のツナは本マグロです♪
南仏の太陽のように元気な赤です
本マグロをコンフィにして作る自家製ツナ
エクストラヴァージンオイルで贅沢に
ハーブの香りと数種のスパイス
呑兵衛が身悶えする旨いツナ!
ニース風サラダが多く注文されるのは夏の間。
よく冷やしたプロヴァンスのロゼと合わせて
フランス通のお客様が楽しんで下さるからです。
しかし、なぜか真冬の真っ只中に(突然)注文が
増える事があるのです。どうしてでしょう?
きっと(個人的な見解ですが)、冷たい北風から
ダウンコートや手袋やカイロで身を守る事に疲れ、
「ああ、プロヴァンスに行きたい」なんて心境に
なり、無意識にニソワーズを食べたくなる‥‥
なんて事、ありませんかね?
まぁ、どっちにしろ、サラダニソワーズは
冬だって美味しい呑兵衛仕立てです。