チーズを制する者は美食を
制する‥‥(?)かもしれません。
もともと紀元前6000年前頃に自然発生的に生まれた
奇跡の食品であるということは分かってきていますが、
それから改良を重ねられ、ローマ帝国時代にはすでに
チーズは高価な嗜好品として美食文化に定着していました。
チーズの歴史は深いのです!
紀元前から伝わる多数のマリアージュ♪
ローマの敏腕政治家ルキウス・リキニウス・ルクッルスは
引退後に自家農園や牧場を作り、最高級のチーズを造らせ
美食家としての贅沢な晩年を過ごしたことは有名だし、
カール大帝(シャルルマーニュ)はブリ・ド・モーや
ロックフォールなど高級チーズを毎年納めさせていたし、
弁護士で司法官であったブリア・サヴァランは、「チーズ
のないデザートは片目の美女である」なんて言葉を残して
美食を愛するあまり「美味礼賛」を書きあげてしまったし。
美味しいチーズは人生の喜びです!
ナッツやフルーツなど、チーズのお供も忘れずに
フランス人にこよなく愛される山羊チーズ
製法や伝統は、揺るがない美味しさへ繋がります
最近カウンター族に人気のジャリジャリ系
葡萄の木で作った灰の中へざぶんと入れて熟成
甘いフルーツトマトと胡桃を合わせて
シャブリを合わせるのが上級生スタイル
「どんなものを食べているか言ってみたまえ。
君がどんな人間であるか言い当ててみよう。」
と、サヴァランさんは言ったそうです。さらに、
「禽獣は喰らい、人間は食べる。教養ある人にして
初めて食べ方を知る。」とも。う~ん、これは大変。
一刻も早く、教養を持って(又は持ってるフリで)
人間らしくちゃんと美味しいものを食べなくちゃ!
そうだ、チーズ食べよう。
「食卓こそは人がその初めから決して退屈しない
唯一の場所である」だ、そうです <(_ _)> 。