ケチの定義
2026年02月16日
あいつはケチだとかケチじゃないとかいうのは
いつも面白おかしい世間話として定番のテーマですが、
しかし「ケチの定義」ってどういうものなんでしょう。
例えば、ランチはいつもおにぎり1つだけで済ませている人が
実は押し活にいそしんでいて、全てのライブを聞きに行くため
チケット代に加えてあらゆる交通機関と宿泊費とグッズ代に
すごい金額を注いでいるかもしれませんよね。
または、会社の部下たちに気前よく食事を奢ってくれる上司。
銀座のお姉さま達からも気前の良い人だと思われているけど、
家族からもそう思われているかは、分からないものです。
どこをケチってどこに使いたいか。
何を我慢できて何に我慢できないか。
これって、実はその人ならではの価値観や個性に直結することで、
その人の物語においてかなり重要なことなんじゃないでしょうか。
クルルがどうしてもケチれないもの、それは食材です。

国産の野菜やお肉には勿論かなりこだわっておりますが、
海外(特にヨーロッパ)から仕入れている食材の数々、
これは年々高くなってはいるものの、やっぱり要となる
ものだし、うちのお店がうちのお店である所以でもあります。

世田谷に22年前お店を出した時からずっと、その間に
リーマンショックがあったり、東日本大震災があったり、
世界のあちこちで戦争がおこったり、感染症が蔓延していても
そして世界不安がいまだに続く状況でも、いつも変わらず
ずっと、食材を「ケチる」ことだけは出来ないでいます。
信頼のオリーブオイル、ビネガーたち(*´ω`)

(⇧ここ数年で2倍くらいの値段になりました)
こんな事わざわざ言うこともちょっとどうかなとも思うんですが、
この数年間の間に、少なからずの値上げをさせて頂いた立場としては
これはちゃんとお伝えするべきだと思っております。
しかし良い料理は良い食材から!



ブランド物も宝石も高級車も何も興味がないけど、
誰かのおさがりで貰った服着てへんてこな恰好してるけど、
素敵な食材だけにはどうしても目がないビストロでありますから
美味しいものだけは誰よりも食べていると思っています。
これが我々の「ケチの定義」です。