綺麗なお皿
色合いや形が美しいお皿や有名デザイナーによる芸術性の高いお皿、
またはピカピカに磨きあげられたお皿の事を「綺麗なお皿」って言いますね。
しかし、日々の習慣や就いている職業によって、物事の捉え方は少しずつ
変わってきたりもします。飲食店関係者、特にソース作りに力を入れている
料理屋の人間が思う「綺麗なお皿」っていうのは…
こういうのです
わ〜ピカピカ!
先日仔山羊を食べて下さった食いしん坊ご夫妻のお皿が余りにもキレイで
ものすごく嬉しくて、「写真に撮りたいくらいです〜」 と冗談で申しましたら、
「どうぞどうぞ撮っちゃって下さいよ!」と快く言って下さいまして、遠慮なく
激写させて頂きました。 でも、やっぱりこういうのってプライベートな(?)
感じだから、勝手にホームページなんかに載せちゃなぁ〜…なんて躊躇
していたんですよ。 いたんですけどね、再び来店された このご夫妻から
「仔山羊の皿の写真、まだ載せてくれないの?」とのお言葉を頂きまして、
それなら〜
ああ〜なんて「綺麗なお皿」!
パンでソースをキレイにとって、骨もしゃぶりつくして下さいました
(骨周りのお肉は味が濃くて美味しいので、かぶりつく事をお勧めしてます)!
一部の国や地域、または高級レストランなどでは眉をひそめられる可能性が
ある この「パンでお皿を拭く」という行為、色んな考え方があるんでしょうけど
うちのお店においては最も神聖な、美しい行為として認定されております。
「旨いソースをパンで拭って食べてどこが悪い?」ですよ。 食いしん坊万歳!
思い切りリラックスして、ワインに酔いしれて、お皿をピカピカにした人には
もれなくうちの料理人の笑顔がついてきます!
え いらない?