春を告げる花
「春の花」といえば、そりゃもう桜だ!って感じでしょうか。
確かに、お花見するにはバッチリですよね。花の位置が高くて、
ボリュームがあって、ひらひら舞ってきちゃうし、華やかですからね。
でもね、華やかな花だけが主役を担っていていいんでしょうか。
こんなに四季の美しい国にいて、こんなに美しい花達に恵まれて
いるのに。 派手さはないけど土の上で小さく精一杯咲いてる花も
いれば、人目につかない山の中で逞しく誇らしげに咲いている花も
あるのに。春といえば桜、なんて事はありません。
例えばスミレ。黄色や白、紫、青などの美しい色のニュアンスと、あの
可愛らしくて控えめな形。 派手さはないけど種類がとっても豊富だし、
繊細な優しさが伝わってきて、それでいてどことなくアンニュイ。
主役級の大女優だと思うなぁ。
そんな可愛いスミレを探しに高尾山へ
今年はどんなスミレに会えるかなぁ〜♪
空も春っぽくて優しい青色
色んな花や樹々の良い香りが漂ってます
料理人の後厄も払ってきました
薬王院のお香のいい香り…
で、スミレですよ。コミヤマスミレ、タチツボスミレ、エイザンスミレ…
色々会えたんですが、カメラの充電が無くなりました。ハハハ。
こんなもんですよね。ハハハ。
写真じゃなく実際の眼で楽しみなさい、って事でしょうかね。
春の野に すみれ採みにと 来しわれそ
野をなつかしみ 一夜寝にける
山部赤人