花文字の指定席
花粉症の時期は黒いサングラスにでっかいマスクを付けて
一体誰なんだかさっぱり分からない出で立ちで来て下さる女性が
いらっしゃるんです。 しかしそれ以外の時期はシックな着物を
颯爽と着こなして、美しさと品性が隠しきれないような眩い姿、
そんなギャップにいつも惚れ惚れさせられてしまいます。
そんな彼女といつも一緒に来て下さるのは、これまた品の良い
彼女の娘さん。春を思わせるような優しい色の洋服を華やかに
しかし清楚に着こなして、屈託の無い笑顔で優雅な身のこなし。
そんな彼女が実はワインをペロッと一本飲めちゃうポテンシャル(!)
をお持ちなんですから、その麗しいギャップにいつもキュン ♥ と
させられてしまう我々なんです。
そんなお二人から頂いた香港の「花文字」
梅ケ丘店最後の想い出
(クルルの名前まで入れて下さって… 泣)
いつもうちの店を華やかに彩って下さるお二人さんですが、
盗み聞きする気はないんだけど、たまに耳に入ってくる会話が
何とも微笑ましくてこれまたキュンキュンさせられる訳なんです。
花粉症のお母様が「ん~目がかゆい~」って可愛い声を上げると
「こら、だめよ。こすらないの~」っていうお嬢さん。
二人でシャンパーニュのボトルを一本注文して、「私は一杯しか
呑めないの~」って言うお母様と、「残りは私が頂きますから」って
頼もしく凛々しいお嬢さん。 仲良しだなぁ~いいなぁ~も~っ!
花文字、御茶ノ水店ではここにいますよ!
なんか、しっくりきてます
「引越しおめでとう!」
「マダムこれかぶって頑張ってね」
かぶって… お、おおっ!帽子じゃないですか!
うわ~可愛い~(いいのかなこんな可愛いの…汗)
遠慮なくかぶらせて頂きますっ!
嬉しいよ~ありがたいよ~泣いちゃうよ~
何度も言っちゃうけど、最初の店が梅ケ丘で良かった!
亀の歩みながら育てていただいた(育ってない?)あの小さな街と
あの街の愛しいワイン呑み達、そして、あの街にわざわざ降り立って
くださって、面倒くさい階段を登って来てくださっていた愛しい愛しい
食いしん坊達。そして、こんな素敵な母娘様に出逢わせてくれた事、
感謝してもしきれません。
食いしん坊のマダム&呑み助のマドモアゼル
お二人の「自慢の店」になれるように(なれるといいなぁ)、
クルルはこれからも亀の歩みで前進していきます!