優良コスパ派
「犬派?猫派?」っていう質問、
よくあるコミニュケーション手段のひとつではありますが、
質問者と回答者がこれから先どのくらいお互いの関係性を
親密に向上させられるかを測る手段としても用いられる事が
あり、一概に無邪気な質問と捉えきれない側面があります。
「シャブリ派?ムルソー派?」という質問、
ワイン通(またはワイン通ぶってる人)の間で、シャルドネの
銘嬢地において最も対極な個性を持った(と言われている)もの
同士を比較して、質問者と回答者のワインのウンチク具合を測る
全く無邪気さを感じられない質問でございます。
シャブリの名手が作るブルゴーニュブラン(右)と…
ムルソーの名手が作るブルゴーニュブラン
ブルゴーニュブランと侮ることなかれ!!
銘嬢ワインが美味しいのは言うまでもありませんが、日々呑む
デイリーワインはなるべく安くて美味しい「優良コスパ」モノを探す
使命を背負った我々ワイン呑みにはも~嬉しすぎるこの2本!
シャブリみたいにスッキリ美味しいシャルドネと、ムルソーみたいに
リッチで美味しいシャルドネ、めちゃめちゃオススメでございます。
シャブリの造り手、マルセル・セルヴァンさん(右)
ムルソーの造り手、ギイ・ボカールさん(左)
で、犬猫の話に戻りますけどね、
世の中には「動物全般が好き派」って人も存在するのです。
彼等にとっては犬も猫も熊もキリンもみんな愛情の対象ですから
「犬か猫か」なんていう二者択一の質問自体がナンセンス!という
事になります。 そして、世の中には「ワイン全般が好き派」も
存在します。そういう人は大抵、料理とワインを組み合わせる事に
重きを置いていて、この料理にはシャブリっぽいのが合うな~とか
この料理にはムルソーっぽいのがいいな~みたいな思考回路に
なっていますから、「どっちが好きか」なんて質問は、もう完全に
ナンセンス以外のナニものでもありません。そんな質問でワインの
アツい想いを測られちゃってたまるか!なんて感じですよ。
もうこれ以上選ばせないでください!
飼えるものなら犬も猫も飼いたいんです!
呑めるものなら何でもかんでも呑みたいのです!