Bistrot Queue Leu Leu ビストロクルル 花澤商店

navi

  • メニュー
  • ワイン
  • アクセス
  • まだまだむの寝言
ご予約
instagram
メニュー ワイン アクセス まだまだむの寝言

まだまだむの寝言

なに寝言言ってんだよ、くらいの軽く広い心で見守ってください。

カスレ2026

ガツンとした料理が食べたい季節ですね。
ところで、フランス料理においての「ガツン」とは?
ブーダンノワール?テットドコション?山鳩のサルミソース?
いや、やっぱりガツンの代表といえば、「カスレ」でしょう。
それこそ肉、肉、肉だらけの煮込み、仏南西部の郷土料理。

カスレ、昔うちの店でもやっておりました。
本場カルカッソンヌやトゥールーズの「超濃厚」を基本に
クルルっぽさも(田舎臭さ?)も兼ね、フォンドヴォーを
基礎にしたナヴァランダニョー(仔羊の煮込み)を柱として
牛スジや豚足、仔羊や鶉のつくね、豚肉のソーセージ、
鴨脂で仕上げた香味野菜と肉汁を吸いまくった白隠元豆。
仕上げに上に乗せる鴨のコンフィ。まさに肉、肉、肉祭り。

これ、すんごい人気メニューになりまして、
当時は色んなメディアにも取り上げられたもんです
(当時若い頃のうちの料理人はまだメディアアレルギーの
症状が出ておりませんでしたので)笑。

クルル世田谷時代の懐かしいカスレ

熱々ぐつぐつしてる中に色んなお肉がぎっしり!

白隠元豆や香味野菜を使うので肉オンリーではないものの
やっぱり「ねっとりこってり超絶ガツン系料理」です。
この頃はまだ我々も若かったので、自信たっぷり肉たっぷりで
「カスレぇいかがっすかぁ~旨いっすよ~!」状態でしたが、
あれからウン十年。段々と食べるものも変わってきました。
豚骨ラーメンよりお蕎麦が、大トロより赤身が安心… (;^ω^)
で、やっぱり自分たちが食べたいものじゃないと自信を持って
作りたくないし売りたくない訳ですよ(わがままでスミマセン)。

そんな訳で、カスレを作らなくなって十年以上。
クルルにカスレがあったことすら誰も覚えてない平穏な日常。
しかし去年の暮れに突如「久しぶりに日本に帰るんです!
あ~クルルのカスレ楽しみ~!こっち(フランス)のカスレは
脂っぽくて個人的にはダメなんだよねぇ。うちの奥さんといつも
クルルのカスレ食べたいなぁ~って言ってたんですよ~笑」
という電話がかかってきまして。いや、これ、もう、
「やってない」なんて口が裂けても言えないやつじゃん。

そんな訳で、カスレ2026バージョン

南西部というよりむしろパリ風(勝手に)

どうせ作るなら「我々が食べたいカスレ」作ろう!
という事になりまして、旨味は決して落とさず(むしろ上げて)
しかし脂っぽさやコッテリ感は排除、トマトのやみつき感を
前面に出しつつ、質の高いお肉だけで構成された一品。

野菜や粒マスタードを添えて「よりさっぱり」もOK

白隠元豆と香味野菜は以前より多めになりました♪

そして決戦の日、フランスから一時帰国されたご夫妻様。
まずお皿の見た目から「前とは雰囲気が違うね」と言いつつ
口に入れた瞬間「ああ!クルルの味!美味しいっ!」
以前よりだいぶさっぱりさせたはずではありますが、根底の
旨味成分はやっぱりそのままだったようで、ペロッと平らげて
下さって、更に「帰国する前にもう一度食べに来たいなぁ」
とまで仰ってくださいました。あ~良かった (;・∀・)

そんな訳で(長くなりましたが)
久しぶりのカスレ、寒い間、やってます。