そっとしておいて
オープン当時から定期的に(料理人の気が向いた時に)作っているのが
フォワグラのテリーヌ。 グランメゾンから小さなビストロまで、フレンチでは
欠かせない繊細で優雅なお料理ですね。フォワグラにも色々ありますが、
うちではフランスヴァンデ産の鴨フォワグラを使っています。
まず皮や血管、スジを徹底的に取り除きます
![ビストロクルル 646 foie frass-1](https://queueleuleu.com/wp-content/uploads/2010/10/20101011_______________________646-300x225.jpg)
ピンセット使いが得意です
形が崩れないように細心の注意で…
![ビストロクルル 585 foie grass-2](https://queueleuleu.com/wp-content/uploads/2010/10/20101011_______________________585-300x225.jpg)
あ よっこいしょっと
これを ソーテルヌ(貴腐ワイン)で一晩マリネした後、低温のオーブンで
優しく火入れして、冷やし固めて、あんなこんなで出来上がり〜。
![ビストロクルル 647 t-foie-1](https://queueleuleu.com/wp-content/uploads/2010/10/20101011_______________________647-300x225.jpg)
プルーンの赤ワイン煮とオレンジのマーマレードを添えて
口に入れた瞬間とろける滑らかな舌触り、フォワグラの旨味に際立つ塩、
貴腐ワインの芳醇な香り…それだけでも層の厚い複雑味を味わえますが、
プルーンの濃厚な甘味と合わせてみたり、マーマレードの爽やかな酸味と
合わせてみても2度、3度と楽しみが広がるお皿です。 そして、お好みの
ワインと合わせたら4度、5度といい気分になる事間違いなし!
舌の上にフォワグラを乗せたら、しばらくそのまま居候させて下さい。
自然にやつの姿が無くなった瞬間にワインをひと口…
産まれてきて良かったなぁ〜と呆ける幸せな瞬間が訪れる…といいな!