トラウマにトライ
2010年12月06日
奥様のお誕生日ということで今回 コースのご予約頂いてたお客様から、
「うちの奥さんがブーダンノワール大好きなんだけど、自分は昔すっぽんの血を
飲んだ時のトラウマがあって、血って聞くだけでちょっと苦手なんだよね…」という
お話をお聞きしたんです。 そう、ブーダンノワールっていうのは豚の血で作った
ソーセージの事なんです(知ってるよ、そんな事!と思う方も多いでしょうが…)。
うちで最近メニューに載せているのは、そのブーダンノワールからヒントを得た
テリーヌ仕立て。蝦夷鹿と鴨と豚の血を合わせて、ソーセージではなくテリーヌで
お出ししてるんです。旨みたっぷりな力強いお肉と甘い豚の血との相性は抜群で
人気を頂いているのですが、しかし血が苦手っていう方もいらっしゃいますよね。
という事で、「じゃあ更に食べやすくしてお出ししましょうか?」という料理人の
提案で、こんな感じの前菜が出来上がりました。
蝦夷鹿とシャラン鴨のブーダン風テリーヌを…

細くスライスしたじゃが芋でぐるぐる巻いてローストしました!
〜レンズ豆のラビゴット仕立て〜
「(更に)火を入れる事で 豚の血の甘い香りが際立って美味しかった〜」と
ブーダンノワール好きな奥様からお褒めの言葉をいただきました。
そして、血にトラウマのあるご主人様からは、「こんなに食べやすいと思わな
かった〜豚の血って甘いんだね!それに何と言っても、まわりのじゃが芋が
香ばしくて美味しかった」と言っていただけました。
あ〜良かった…
トラウマのある方にあえてその料理を出すなんて、内心ドキドキだったんです
(料理人は「すっぽんの血と豚の血は全然違うから大丈夫だよハハハ〜」って
感じでしたけどね)。 そうなのか…
じゃあ今度、すっぽんの血でも飲んでみようかな。
トラウマになったりして。