リーズナブル版
ちょっと前ですが「皮付き花悠仔豚のロティとコンフィ」というスポット料理を
メニューにのせていまして、ありがたい事に一度食べて頂いたお客様からは
大変ご好評で、2回、3回とリピート率も高く、あっという間に完売したんです。
これね、スゴイお肉なんですよ、とにかく。
ハーブやカシューナッツなど厳選されまくった飼料と、清潔でストレスフリーな
環境において大事に育てられた仔豚ちゃん。 千葉の真面目でストイックな
養豚場さんが繁殖から肥育、そして出荷までを一貫して行っているんです。
日本では「子供の豚を食べる」という事に あまり馴染みがない上に、
「皮付きの豚」という商品もあまり(というか殆ど)出回っていないもんですから、
「子豚でしかも皮付き」というのはものすごく貴重だし、皮ごと食べれるクオリティ
というのは、それなりに管理の大変な、コストのかかったお肉だという事です。
たっぷり2人前の花悠子豚の背肉のロティと三枚肉のコンフィ…
うちの店にしては冒険の6300円!でやっておりました
皮はパリパリ、お肉はしっとり…
高いんですよ、スイマセン。でもね、コストパフォーマンス的に言うとね、
これでもお客様還元型、サービス商品だったんですよ。
しかし!気軽で楽しい「ワイン呑みのフランス食堂」などと唱っている当店
としてはやっぱり美味しいモノはみんなで共有したいし、将来有望ながらも
今はまだ見習い中の料理人の方も通ってくださってるし、懐具合によって
食べられないモノがあったら悲しい訳ですよ、ねぇ、人ごとじゃありません。
と言う訳で、この美味しい皮付き仔豚を色んなお客様が楽しめるように、
出来るだけリーズナブルにお出しできる方法を考えた結果ですね、
高級な背肉ロースは一旦お休みして…
肩肉(要は足ですね)を使わせて頂く事にしました〜
肩ロースもちょこっと付いてくるので、その部位はロティにして、
肩肉(足)は香ばしくコンフィにしてお出しします!
背肉のロースみたいにミルキーで柔らかい部位も良いんですけどね、
噛めば噛むほど味わい深いこの肩肉の部位もなかなか素敵ですよ。
リーズナブルだしね!
バイト代が貯まったら来て下さるグルメな女子大生から、戦後の日本を
立て直してくださった80代の紳士まで、色んなお客様に支えられている
幸せなビストロですからね、この幸せはお客様に還元しなくちゃいけません!
美味しいものはみんなで分かち合い、楽しい時間も笑顔もみんなで共有して、
また明日からの活力にしていきましょう!