クレーム・アングレーズ
デザートのソースと言ったら、とにもかくにもアングレーズ!
品の良い甘さと優しい香りを持った、あの薄黄色の可憐なソース…
基本 卵黄と砂糖、牛乳ですが、色んなレストランやパティスリーの
それぞれのレシピで個性が楽しめるので、食べ比べしてみるのも楽しい
ものですね。 ケーキの脇にちょこんと添えられたり、メレンゲの上に
たっぷりかけられたり、デザートのお皿があっという間にグレードアップ
します。 しかもこのソース、凍らせながら空気を入れて回していくと
芳醇なアイスクリームになっちゃうし、きめ細かく立てた生クリームと
ゼラチンで冷やし固めればキュートなババロアになっちゃうし、
色んな変化を楽しませてくれる万能選手でもあるんです。
ああ いい匂いがしてきた…
こんな匂い付きの枕で寝たい…
とろみがついてきましたよ〜
これから裏ごしします!
アイスクリーム三種盛(キャラメル、木苺、ラムレーズン)
たっぷりのアングレーズソースを下にひいて…
アイスと一緒に食べてもよし、付け合わせの苺と合わせてもよし
優しいソースがデザートを包みこみます!
デザートに携わる料理人が最初にしなければならないのは卵と砂糖の
性質を熟知する事だそうです。 シンプルだからこそ ほんの少しの分量
の差や温度の差、混ぜる力の加減や時間なんかによっても食感や味に
大きな違いが出やすいんですね。真面目に作らないと美味しくなりません!
ちなみにうちのアングレーズは 基本的なレシピに対して砂糖は控えめに、
しかし卵黄は倍の量を使ってコクたっぷりの旨味たっぷり系に仕上げてます。
コーヒーは勿論、食後酒に合わせて頂きたい大人のアングレーズソース…
(仕込みが間に合わなくてご用意出来ない日もあるんですが…スミマセン
なるべくご用意できるように頑張ります)!
一番のオススメはカカオマス75%のフォンダンショコラとアングレーズの
組み合わせ。 濃くてほろ苦いチョコの風味と優しいソースが絡み合うと
「う〜ん」…自然と上瞼と下瞼がくっつきます。個人的な話ですが。