水分補給
春の太陽は優しくて穏やかで、いつも図書館のはじっこに
ちょこんと座ってる穏やかな笑顔の女の子みたいだったのに、
夏の太陽になった途端にその変貌ぶりったら!
まるでデパートのカウンターでクレームの嵐を撒き散らしている
鬼の形相した鉄人オバちゃんみたいじゃないですか。
夏の水は命の水、とにもかくにも水分補給ですよ。
我々仕事を持つ身としては、熱中症やら熱射病なんかに
いちいちなっていられませんからね、定期的に水を飲んで
身体を適温に保たなくてはなりません。オトナですからね。
で、命の水といえばEau- de-Vie(オー・ド・ヴィ)
夜に呑む生命の水は「マール・ダルザス」
夏になると恋しくなるものと言えば?モチロン冷やし中華ですよね。
ビールと枝豆?王道ですね。冷えたトマト、冷奴、いいですねぇ。
マール・ダルザス?そうそう、それですよねぇ、夏ですから。
うっとりするコクと何とも言えない清涼感
1989年 セレクション・グランノーブル
一つ一つ手摘みした葡萄を、更に厳選して、その中でも特に優れた
葡萄果実から産まれる芳醇な白ワイン、ゲヴュルツトラミネール。
その搾り滓から産まれた、フランスが誇る「生命の水」!
マール・ド・ブルゴーニュもマール・ド・シャンパーニュも最高ですけどね、
夏の夜にブランデーグラスを傾けるなら、エレガントな中にも深い輝きと
うっとりするような清涼感のあるアルザスのマール、いいじゃないですか。
しかし…暑かったですねぇ! 今日の太陽、罰ゲームみたいだった。
ビーチで踊る若者達にはアツい太陽も青春のアイテムになり得ますけど
人生をくるっと折り返して潜思に耽る(?)我々ポンコツ隊にとっては
ただの罰ゲーム。 どっ!と体力奪われて、へとへとになるだけです。
そんな時は命の水で心を潤し、自分を励まさずにはやってられません。
で、どうせ呑むなら最高のオー・ド・ヴィを選んで、優雅にオトナぶって、
最高のひとときに一息ついて…。 喉を通るあの素敵な水…。
ああ、人生はバラ色!なんつって。
そんなこんなで、明日への活力にしようじゃありませんか。