自問自答
飲食の神様が問いかけます。
「あんた達さぁ、フランスに何しに行ったの?
あぁ楽しかった、美味しかった。それだけで、また前と同じような
日常に戻るわけ?フランスから手ぶらで帰ってきたわけ?」
「とんでもない!ちゃんとお気に入りを見つけて来ましたよ」
ほら、可愛いでしょ?小さなル・クルゼ
黄色、赤、緑、ピンクのレンジャー達 ♪
飲食の神様は再び物申します。
「あのねぇ、そうういう事じゃなくてさぁ、何か感じた事とか、
新しい発見したとかさ、そういう事言ってんだよ。分かる?」
分かってますよ、モチロン
だからコレ買ってきたんですもん
フランスでフランス料理ばっかり食べてたら、何だかも~無性に
「フランス料理」を作りたくなりました。 日本で食べるんだから、
日本に合わせて…とか、日本人でも食べやすいフレンチを…とか、
そういうんじゃなくて!現地のビストロ料理そのまま、もしくはもっと
洗練されたフランスのフランスらしいフランス料理をやりたい!!
本当は大好きなのに、物凄く美味しいと思っているのに、
お客様に受け入れられるのかが心配で封印してたグルヌイユ(蛙)。
でも、やっちゃいます。自分が食べたいから、やっちゃいます。
フランス人が大好きな、憧れの高級食材
キメの細かい繊細で美しい身質は、楽しいプリプリ食感
本当は鶏肉みたいで食べやすいとか言いたくないんです。
だって蛙は蛙としてすご~く品の良い美味しい食材だから。
でも、例えて言うなら、やっぱり最高級の若い鶏肉のような
弾力とキメの細かさ、優しくて食べやすい肉質なんです。
お肉のような魚のような、美しく優しい身質
誰ですか、「ゲテモノ」なんて言う人!
エスカルゴと一緒に仲良くフリカッセ
品の良い青森にんにくの香りとエスカルゴ・バター
ワインがグビグビ呑みたくなる香り
白にも赤にも、スッキリ爽快なロゼにもぴったりな感じ
ほら、グルヌイユのプリプリ腿肉です
ほんわかキャッチーな甘味と旨み
フレッシュのジロール茸も美味しく参戦中
プロヴァンスのオリーヴとジューシーエスカルゴも参戦!
ビストロ=「フランス料理屋」という当たり前な原点に立ち戻ること。
気軽に普段着でフラっと寄れて、フランスワインのアテを楽しむ店。
これが我がビストロクルルの原点です。
そうだ、フランス料理やろう
フランス料理屋なんだもの
飲食の神様が言います。
お金儲けしたいの?それとも一度きりの人生を豊かにしたいの?
「お客様と自分達の壁をとっぱらって、共に美味しい物や
幸せな空間を分かち合いたいです。だから、後者だと思います。」