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まだまだむの寝言

なに寝言言ってんだよ、くらいの軽く広い心で見守ってください。

ひと皿2度吠え

 日本におけるジビエの代名詞といえば?
そう、北海道知床の大自然を駆け回る蝦夷鹿(えぞしか)です。
その部位の中でも最高級なのはやっぱり背肉のロースですが、
その分お値段も最高級。「いかに美味しく、いかにリーズナブルに
提供できるか」に挑戦する使命がある我々「ビストロ」たるもの、
火入れが難しいけど丁寧に調理すれば最高級の部位に引けを
取らない食感と味わいを生む「内腿(うちもも)肉」にチャレンジ
するべく、今年もこの美しい赤身肉をお招きいたしました。

  知床産の蝦夷鹿、右側の大きいのが内腿肉
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   左のハート型の2つは貴重な心臓です

       こんどは逆ショットからね
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野生の神聖なうっとりする紅、心臓の頼もしい存在感!

内腿肉はしっとり丁寧にロティして、心臓は焦がしバターで
ジューシーに香ばしくムニエルしちゃいます。ひと皿で2度
楽しめる知床の野性味、地味深さ、濃い旨味に酔いしれます。

 初めて蝦夷鹿食べた時の、あの感動が蘇ります
chevreuil-1
       なんて旨い肉なんだ~!!

この時期だけ味わえる有難いジビエシーズン。
お祭り気分で楽しく食べつつ、尊い命を頂ことに感謝しつつ。
東京で生き抜く野性味を再び取り戻したら、この寒い冬にも
ビルの山々を駆け巡る力が湧いてくるってもんです!