愛しいしわしわ
「シェーブルに始まり、シェーブルに終わる」
という言葉があるほど、フランス人がこよなく愛する
山羊乳チーズ。外皮は柔らかくて薄く、生地はキメが
細かくてむっちりしてて、香りは甘くてほろ苦いミルク、
味わいは濃密なのに優しく、スモーキーな旨みもあって、
「ああ、これはワインの為にあるチーズなんだ!」って
納得せずにはいられない極上チーズ、シェーブル。
フランスはロワール地方が誇る山羊乳チーズ
職人の愛情が感じられる「シャヴィニョル」です
エトルリア建築を思わせるような (?) 趣のある模様
実は模様ではなく、山羊乳特有の「しわ」なのです
爽やかなソーヴィニヨンブランだって、チャーミングな
ガメイだって、洗練されたシャンパーニュやクレマンの泡
だって、絶妙に翻弄されちゃうシェーブルの奥深さ…!
外側から熟成がゆっくり進むので、中心は真っ白
外皮はスモーキー、中心はヨーグルトのような酸味
シェーブルに始まり、泡に行って、白に行って、赤に行って、
何ならシェリーやブランデーに行って、シェーブルに終わる…
フランス人じゃないけど、愛さずにはいられないチーズ。
それがシェーブルなのです。