ジグソーパズル
個人的な見解で恐縮ですが、ピノノワールって
筑前煮とか、根菜の煮物に合うなぁと思うんですよ。
ブルゴーニュのピノだったら金平ごぼうもいいし、
カリフォルニアのピノだったら肉じゃがもバッチリ。
よく世間一般で言われている和食とワインの
組み合わせ方として、例えば天ぷらには樽熟の
シャルドネとか、刺身にはムスカデや甲州、和牛の
鉄板焼きにはカベルネソーヴィニヨンなどなど、
あながち嘘じゃありません。地中のミネラル分を
吸った葡萄のみで造るエキス分たっぷりのワイン。
しかも、辛口白、芳醇白、スッキリ赤、ふくよか赤、
とにかくバラエティに富んでいますから、どんな
料理にも必ず合わせられる一本が見つかるのです。
だから、和の食材とワインもぴったり♪
瑞々しい芹の葉は、食欲をそそります
山形産、食用の菊の花
品の良い香りが口の中で広がります‥‥
和の食材、洋の食材、という垣根を超えて
全ての食材がタッグを組んでこその美味しさ、
その美味しさを更に文化的に包み込むのが
ワインの包容力。菊の花と芹の葉が、ジビエの
野性味に清涼感をプラスする事で、シラーではなく
メルロを選びたくなっちゃったりする面白さ、
パズルを解くようなセンス、こういう事が
食とワインの楽しみ方なんじゃないかな?
なんて、個人的な思い込みですけどね。