多種多様な表現
印象派寄りの写実主義だとか、
ネオ印象派寄りの象徴派だとか、
簡単にジャンル分けできないものがあります。
レゲェ寄りのアシッドジャズだとか、
ブルース寄りのソウルファンクだとか、
元をたどると何だっけ?みたいな。
コンサバ寄りのキレカジ系だとか、
エスニック寄りのガーリッシュだとか、
もはやどーでもいいわそんなん、みたいな。
しかしそれは、美術や音楽やファッションの
世界だけではありません。野菜の世界でも
ジャンル分けの難しい分野があるのです。
赤い万願寺唐辛子!
京の伝統野菜でございます~
名前に「唐辛子」ってついちゃってるうえに
見た目が真っ赤なもので、うっかり民衆たちを
「辛そう~!」と震えあがらせてしまいそうな
雰囲気ですが、実際に食べてみると真逆の印象。
それはそれはフルーティで瑞々しく、優しい
甘みと爽やかなエキス感。唐辛子ってよりも、
「フルーツ寄りのパプリカ系」って感じです。
果肉が厚くて種が少ないのです♪
「万願寺甘とう」とも呼ばれています
フェミニン寄りのモード系スタイルに身を包んで
パンク寄りのハードコアをバックミュージックに
新古典派寄りのロマン主義の絵画を眺めながら
フルーツ寄りのパプリカ系野菜を味わってみたら、
今まで見えなかった世界が開け、より新しい
ジャンルが生まれるかもしれません。