危険な嗅覚
仔羊の骨を焼く匂いは危険です。
なぜなら、日ごろ上手に隠していたつもりの
自分の中の野生本能が目覚めてしまうからです。
日頃、お客様に料理やワインの説明をさせて頂く
時は、「匂い」ではなく「香り」と表現する事を
心掛けていますが、仔羊の骨がガツッと野生的に
焼けていく事においては、どうしても「匂い」
という表現がしっくりきてしまうのです。
高温のオーブンでじっくり焼き上げた直後!
卒倒しそうなほど旨味に満ちた匂い!!
これでジュ(出汁)のソースを作ります
この匂いだけで赤ワイン呑めます!
香味野菜やトマト、秘伝のソースの中で
ゆっくりその旨味を移していきます
仔羊の旨味が凝縮したソース!!
そのソースは‥‥
仔羊肩ロースのコンフィ 南仏クスクス添え
~自家製ラタトゥイユとバジルのニュアンス~
ランチの新メニューのソースになります!
あにょらー(仔羊好きさん)は、ランチでも
きっと仔羊が食べたいはず。でも、低温長時間で
ローストさせて頂けるほどの時間はないはず。
だから、ローストではなくコンフィで、仔羊の
旨味を損なわず、じんわりした旨味を味わえる
お仕立てでご用意しました。仕込みさえきっちり
やっておけば、ランチでは早くお出しできるし
(料理人、がんばれ!)、ロティとはまた違う
仔羊の奥深い味わいを楽しんでいただけます。
仔羊の骨が焼ける匂いは危険ですが、
仔羊のコンフィが焼きあがった瞬間の香りは
もっと危険ですよ!!