ビストロって何
「ビストロ」っていっても色んな店があるものです。
味のあるマスターが美味しいオムレツを作る喫茶店風なビストロも
あるし、美味しいハンバーグを作る事に定評のある昭和ティストな
洋食屋さんがビストロって名乗っていたりするし、パスタとかピザとか
イタリアン寄りなメニューを揃えてるお店もあるし(トラットリアとか
オステリアって名乗ったほうがしっくりくるんじゃないかなぁ?って
大きなお世話で思ったりもするけど)、又は、何故かモロキュウとか
タコわさとかマグロの刺身なんかがメニューに並ぶビストロもあるし
(ユー素直に居酒屋って言っちゃいなよ、って言ってあげたいよね)、
またはセーヌ川のほとりでワイン片手にパリジェンヌ気分!なんて
感じの洒落た気分にさせてくれる本格的なビストロもありますからね。
同じ名前(カテゴリー)で、こうも店構えや内容、コンセプトに違いが
あるのも「ビストロ」の特徴なんです。
じゃあ、うちのお店は一体どんな「ビストロ」なんだろうか?っていうと
いわゆるパリの本格的なビストロ(旨くてボリューミーなステーキと
付け合せの大盛りフライドポテト、安くて美味しいがぶ飲みワイン)の
大道を行ってる感じでもないし(その要素はなくはないと思うけど)、
はたまた新進気鋭の若いシェフの最新創作フレンチと、洗練された
若いギャルソンがいるキラキラ感満載の流行りのビストロって感じでも
ないし(この要素は完全に皆無)、本格的なクラッシック料理を小さな
ビストロで再現する醍醐味!みたいな感じでもないし…。
て事は、やっぱりコレですな!
旨い酒あってこその旨い料理です
呑兵衛の、呑兵衛による、
呑兵衛のための料理を!
喉を潤しつつワクワク感を与えてくれるシャンパーニュの泡、
キュートな酸味が静かなテイクオフを手助けしてくれる白ワイン、
雲上の景色を見せてくれる高貴な赤ワイン、そうして心の隅まで
余韻が鳴り響いたら、欲張りな心がどうしても求めるデセール。
甘いお皿を更に色っぽくさせてくれるのは、オード・ヴィー!
「命の水」という名に相応しい崇高なその香りに身を委ねたら、
ビストロとは何か!?みたいな論争はどうでもよくなってしまう事
請け合いなんでございます。つまりね、ワインに叶うものなんて
見つからない訳ですよ。
つまりですね、
ワインを美味しく呑むための料理!
ワインをとことん楽しめる空間!
っていうのが、うちのスタイルなんです。
(あ、だからってお酒飲めない人も大歓迎ですからね。ワインに
合う料理ってこんなかんじかぁ~ってのを楽しんで下さいね!)
勿論、遅い時間はワインだけでもオッケーですよ!
ワインは売るほどありますから!