骨太クリスマス
先日、懐かしいお客様から国際電話をいただきまして、
「来月日本に帰ろうと思ってるんだけど、久しぶりにクルルの
ご飯食べたいなぁ~と思って今から楽しみにしてるんだぁ♫」
なんて嬉しすぎるお言葉。 わ~こちらこそ楽しみですぅぅ~!
お会い出来るの楽しみだなぁ!なんてきゃぁきゃぁやってたら、
「で、今年のクリスマス特別コースは、どんなのやるの?」 と
ご質問をいただきました。 あ、そうか、来月なんだった!
一年って、本当にあっという間ですねぇ。
秋から冬へ、そしてあっという間に年末かぁ~
クリスマスも、もう来ちゃうんですねぇ~
え~と、実はですね、今年は「特別コース」を、お休みしようと
思ってるんですよ。 「え~ちょっとぉ、何それ!」って思う方も
いらっしゃる事でしょう。今まで毎年やってきて、毎年欠かさず
来てくださっているお客様もいらっしゃるのに、急にお休みって
いうのも(自分達の事ながら)どうかと思うんですけどね…。
勝手言ってスミマセン!!
でも、「特別コースじゃない、美味しいもの」をやります!
個人的なことで恐縮なんですが、今年はフランス食道楽の旅で
散々ビストロ料理を食べてきた事もありまして、うちの料理人が
「フランス本土よりも旨いビストロ料理を極めたい!」という奇妙な
衝動に駆られておりまして、「特別にコースを作らなくても十分
満足して頂けるアラカルト、又はプリフィクスコースで、お客様が
自由に選んで楽しめるビストロらしい自由なクリスマスをやる!」
という、挑戦的ワクワクモードになっている訳でございます。
ガツンと旨い、ワインのアテ的ビストロ料理を…
クルル風で表現させていただきます!
クリスマスは一年の総まとめ、ちゃんとお店として成長しているか
試験のように挑ませていただく…という、今までのスタンスは
そのままに、今年はその試験を「ビストロ料理」という形で
それぞれにジャッジしていただこう、という考えです。
トゥールに、リオンに、パリに負けないような
御茶ノ水のビストロならではの美味しさを
通い続けて下さっているお客様、懐かしいお客様、新しい
お客様、初めてのお客様、それぞれが自由に、リラックスして
ぺちゃくちゃお喋りしたり笑ったりしながら楽しむビストロを
普段通りにやらせていただきまして、しかし高度な試験に挑む
挑戦者の心で真摯に誠実に、そして楽しく迎えるクリスマス。
今年はどんな冬になるでしょうか。 味の濃い冬の野菜も
脂がのって身の締まった魚も、野性味溢れるジビエ達も、
やる気満々で、ジャッジマンのお越しをお待ちしております。