いちご白書
むか〜し「いちご白書」っていう映画がありましたね。
(あまりよく覚えてないけど) 権力に反抗する若者達が
大学の構内で色んな物壊してるような感じの、ちょっと
シビアな感じだった気がします(可愛い題名とは裏腹にね)。
うちの店でも「苺とフランボワーズのカッセ・ド・ミルフィーユ」
という可愛らしいネーミングのデザートを始めました。
関係ないじゃん、と思うでしょ? 関係ないんですよ。
ないんですけど、ええと、共通点みたいなものはあります。
カッセ・ド・ミルフィーユって、直訳すると「壊したミルフィーユ」
なんですよね。可愛い物を「 あえて」壊しているわけです。
鬱屈した青春を打破したいんだ!みたいな、
壊した先に希望の光を見つけるぜ!的なデザートです。
ロゼワインのゼリーと香ばしいヌガーを添えて
ええと、映画の思想的なものとは一切関係ございませんが、
苺とフランボワーズのコンフィチュールが醸し出す甘酸っぱさと、
キャラメリゼしたパイのサクサクと、ロゼワインのゼリーの口溶けと、
甘くて優しいカスタードの香り、キャラメルのアイスクリームの
ほろ苦さ… なんかが、うっかり青春の甘酸っぱい1ページを
思い出してしまいそうなデザート、と 感じていただけたらいいなぁ。