桜が舞い散った後に登場する主役は 鮎魚女（アイナメ）。
たまらなく滑らかで旨い魚、鮎魚女の旬がやってきました。

名前の割に、鮎には全然似てません

だって「カサゴ目アイナメ科」だもんね

その昔、籾種を買うためのお金をはたいてでも食べたい魚
という意味で「籾種失い」とも呼ばれていたそうです。

プリプリとした美しい薄ピンクの上品な身質

このままお刺身で食べたって最高！

しかし、「フランス料理ならでは」の調理で…

ワインと調和させる港にならなくては！

はぁ～　綺麗ですねぇ～

弾力が包丁を伝わって、料理人に訴えかけます

「美味しくしなさいよ、アンタ」

「は、はい！美味しく調理させていただきます！」

プリプリのアイナメを香ばしくジューシーにポワレして、
フランスの旨み多きキノコ達とコラボして、極上シェリー
ヴィネガーと鶏の出汁をデュエットさせたソースで。
ああ、なんだか呑みたくなっちゃった？
大丈夫、それ、正常です！

桜が散ったって、主役は次から次へと現れるのです。