一期一会
突然なんですけど「築地より本日鮮魚のポワレ」っていうネーミング、
どうですか?定番すぎて地味でしょうか?むしろ地味すぎて逆に素敵?
いや、何が言いたいのかっていうと 実は定番に見えてどの料理よりも
コツコツと変化を絶えず続けているのが このメニューだって事なんです。
定期的にソースや付け合せを変化させたり、季節によってその仕立てを
がらっと変えたり、白ワインに合うソース、むしろ赤ワインにこそ合いそうな
仕立て…なんて感じ、料理人がワクワクして作っている料理のひとつです。
そして、変えているのはソースや仕立てだけではありません。
お魚自体もその時期その旬、興味をそそられる物を使っています!
左が千葉県銚子産の金目鯛、右は京都若狭湾のアオハタ
山口県周防大島産のブランド太刀魚
左が鹿児島阿久根産の天然真鯛、右は長崎小値賀産のイサキ
千葉県銚子産のホウボウ
鹿児島県串木野産のホウセキハタ
いつも同じ魚が入るわけじゃないし、またお皿に季節感を現すのも
大事ですからね、「今日はこのお魚でこのソース、この仕立て」
という一期一会を楽しんでいただきたい、そんなお料理です。
ネーミングがね、地味ですけどね。