何のお肉が好き？って聞かれたら、そりゃ
我々ニッポン食文化で育ってきてますから、
牛とか、豚とか、鶏とか答えるじゃないですか。
まぁ、でも最近は西洋の食文化が根付いてきて
ワインを好む人も多いので、仔羊が好き！とか
鹿肉が好き！と声高らかに宣言する人もちらほら。
いいことです。選択肢が増える事で、新しい学びや
遊びが増え、文化レベルの向上につながります。

しかし、何のお肉が好きかランキングで、未だに
なかなかエントリーできないのが「鶉（ウズラ）」。
そもそも漢字が難しいしね（自分も読めませんでした）。
日本人にしてみれば、ウズラ＝ウズラの卵！という
固定観念が浸透していますから、ウズラの肉を
食肉として食べるというニューウエーブ（？）が
一般的なところまで降りてこないのが現状です。

しかし、フランス料理には欠かせません！

フランスが誇るドンブ産ウズラ！！

広大な湿地帯の中、半野生で育てられるウズラは
品の良い滑らかな肉質ながらも、その味わいは
若干の鉄分を感じる秘めた野性味とコク、そして
独特の旨味を主張する、貴重な高級食材です。

余すところなく一羽を一枚開きにします

滑らかでムチムチな食感がたまりません‥‥

鶉とモッッアレラの網脂包み焼き

鶉のジュとマデラ酒の芳醇なソースで

一枚肉にしたウズラ肉でモッツアレラチーズを
包み込み、それを生ベーコンで包み、更にそれを
豚の網脂（クレピーヌ）で包み込んで、じっくり
丁寧に焼き上げます。外側は香ばしく、内側は
しっとりした触感と官能的な香り。ワインは勿論
ジューシーで繊細な香りの赤。ブルゴーニュ、特に
コート・ド・ニュイの香り高いものがお勧めです。

竹コースではぶっちぎりの一番人気です！

もちろん、アラカルトでもご用意しております♪

何のお肉が好き？そりゃぁ鶉にきまってるじゃん！
と、ごく当たり前のように言われる日が来るまで、
ビストロクルルはウズラ応援団で居続けます。

だって、本当に美味しいお肉ですから！