鉄板の言い伝え
シェーブルチーズの素晴らしさを知ったら、
ワインの世界やマリアージュの世界に厚みが増し、
より文化的に楽しめることは間違いありません。
香り高い白ワインと一緒に
胡桃やレーズンと合わせて ♪
しかし、シェーブルチーズは好き嫌いが激しいのも
事実。独特の風味を持つ山羊ミルクが原料ですから、
当然出来上がったチーズも山羊の個性が感じられます。
実は、最初から「美味しい!」と感じる人よりは、
最初は苦手だったけど何度か挑戦しているうちに
いつの間にか好きになってしまった人の方が多い
(うちの店ではそういうパターンが多い)ような
気がします。だからこそ、「食わず嫌い」になって
しまうのはとっても勿体ないチーズなのです。
シェーブルチーズには、ソーヴィニヨンブラン
これぞ、鉄板の組み合わせです♪
シェーブルのメッカであるロワール地方。そこで
生まれるソーヴィニヨンブラン(白ワイン)は
桃や熟した林檎、フレッシュハーブの香りがあり、
シェーブルチーズとの相性は抜群であるという
先人たちの教えが永く伝えられ続けております。
独特のホロ苦みを伴った味わいのシェーブルは、
たっぷりした果実味のソーヴィニヨンと合わせると
味に深みが増し、甘みと苦味、酸味が素晴らしく
融合し、更にソーヴィニヨン特有のハーブ香が
全てを調和させる役目を担います。それによって
山羊チーズはよりまろやかに、ソーヴィニヨンは
より洗練された味わいに変化するのです。
例えばこんな食べ方も
イベリコ豚のサラミを加えたサラダと一緒に
フレッシュで柔らかく仕上がったシェーブルは
ミネラル分たっぷりな辛口ソーヴィニヨンと。
熟成を重ねてホクホクした触感に仕上がった
硬めのシェーブルには芳醇なソーヴィニヨンを。
軽く焼いてバケットにのせてもいいし、リンゴや
ナッツを合わせても楽しい。まずは、苦手意識を
とっぱらって、先人の声に耳を傾けてみませんか?