波乗りシェリー
テンション上がんないっすよ、全然。
亜熱帯みたいな気候でつけるマスクのウザさとか、
不安を煽る事を目的として(?)なんだかエラソーに
ぱたぱた飛び交っている情報とか、楽しみにしていた
イベントの中止とか、行けなくなった旅行とか。
ああ、世界はすっかり閉塞感に包まれている‥
と思い込んで、その波にうっかり飲み込まれて、
鬱々と暮らす癖がついてしまってはいませんか?
でも、こんな中でも生きて行かなくちゃいけないし、
生きていく以上はそれなりに楽しい事とか刺激とか
ワクワク感がなくちゃやっていけないってもんです。
そこで、テンション上がるお酒が登場
![](https://queueleuleu.com/wp-content/uploads/2020/09/e614b1785f14fa7661f0ecebb96b34d2-300x225.jpg)
洗練された食中酒、シェリーをどうぞ!
音楽用語で使われる「テンション」の場合、
安定した和音にちょっと不安定なコードをプラスして
一時的に緊張を用いる手法のことを指しますが、これは
次のコードで解決する事が前提で使われるので、緊張は
ワクワク感へとシフトし、最終的には高揚感の部屋へ。
テンションを使う事によって生み出される緊張感と期待、
それによって、情緒的で洗練された音楽が生まれるのです。
それと同じ作用がシェリー酒にもあるのです!
![Shery](https://queueleuleu.com/wp-content/uploads/2020/07/268681C8-32D2-4C92-9752-64F4884C7584-300x225.jpeg)
辛口から大甘口まで、多種多様なシェリー
アペリティフには泡、魚には白、肉には赤、とか
決めつけなくていいのです、軽めの前菜に辛口シェリーを、
魚料理に果実味のあるシェリーを、そして肉料理のソースが
芳醇なマデラ酒だったりしたら、ちょっと甘めのシェリーを
合わせたっていいし、逆にナッツ香のあるシェリーにして
マリアージュに奥行きを持たせたっていいのです。
閉塞感の波にぷかぷか浮いて過ごす残暑よりも、
テンション上げる扉をこじ開けて、緊張とワクワク感と
高揚感を手に入れたら、いつの間にか閉塞感の波が
遥か彼方に引いているかもしれませんよ!