うちのキュイジニエ達
うちは、生ハムやチーズ以外は、ほぼ自家製です。
天然酵母パンも、牛や鶏や魚の各種フォン(出汁)も
コンソメも、各種ソースも、数種類のアイスやソルベも
デザートも、カヌレやキャトルカールなどの焼き菓子も
とにかく何でも料理人が一人で造っております。
だから、同業者からは「よくこんなに色々やってるね、
ひとりなのに。よっぽど好きなんだねぇ」と、呆れ顔で
言われる事も多々あります。しかし、うちには隠れた
キュイジニエ達が沢山いるのです。ご紹介しましょう!
燻製器一号(蒸し器を改造して造りました)
サーモンなど大きな魚を丸ごと燻製出来ます
中身は3部屋に分かれています
食材の部屋、氷の部屋、桜チップの部屋
冷やしながらスモークする「冷燻」式
ダクト下の棚にセッティングして燻製します
こちらは使いやすいミニ燻製 2 号
鯖のマリネや鮮魚のカルパッチョなどに重宝
そして新たに仲間入りした燻製 3 号
営業中でも手軽に使えます
ローストした鴨などの仕上げに
軽い燻製香が食欲をそそります
こちらは手軽に使える低温調理
スチームコンベクションが満員の時に使います
時間と温度を設定すれば、完璧な仕上がり
何と言っても手軽なのが魅力的!
1人仕事にこだわる料理人としては、サポート役の
キュイジニエの代わりに、頼りになるツール(メカ)
を多種多様に揃えて、彼らと供にひたすら淡々と
そして黙々と仕込みをするのが心地良いようです。
1人仕事は楽しいな!
そして、メカは増え続けております‥‥
「1人で全部やる」のが好きな料理人に必要なのは
頼りがいのある我がキュイジニエ達(メカ達)!
彼等が居てくれるからこそ、自分の思うような仕込みが
可能になり、理想の食感や味わいを追求できるのです。
1人仕事だけど1人じゃない、料理人とメカ達との親密な
連係プレーによって、自己満足は食べ手の満足感に
繋がっていくのです。いくのかな?