昼のスター誕生?
南仏シストロン仔羊、おかげ様で大好評です。
背肉(ロース肉)を低温でゆっくり調理して
香ばしくジューシーに焼き上げております。
「こんなに美味しい仔羊初めて食べた!」とか
「もう他の仔羊食べれない」とか、嬉しすぎる
お言葉を沢山頂いてしまい、やっぱりシストロン
スゲェ‥と改めて素材の力に感謝する日々です。
しかしですね、高級で美味しい背肉ばかりを
仕入れる訳にはいかないんですよ。そうすると
他の部位(肩肉や腿肉など)が余ってしまい、
フランスから輸入して下さってる業者さんが
立ち行かなくなったりするんです。えーそれなら
背肉だけ輸入すればよくね?って思いました?
いやいや、そうすると今度は輸出する側で他の部位が
余っちゃうので、満遍なく全ての部位を買わないと
取引してもらえなかったり大人の事情があるワケです。
で、うちも背肉と一緒に他の部位も仕入れさせて頂いて
いるのですが、例えば肩肉などはどんなふうに調理すると
スター(背肉のロティ様)と肩を並べられるのか!?
と、試行錯誤しまして、ついに「コンフィにするのが
一番美味しい!」という結論に、この度至った訳です。
シストロン仔羊のコンフィ
白隠元豆のバスク風煮込みと一緒に
作った当初は、夜のご常連の皆様に召し上がって
頂き、色々反応を伺ったのですが、すこぶる好評
だった事もあり、満を持して(?)ランチのスター
としてデビューさせて頂きました。
コンフィなので、外はカリカリっと香ばしく中は
ムチムチ&ホクホクで羊の旨味が詰まっております。
そして、フランス南西部のカスレを思わせるような
白隠元豆の煮込み(仔羊の出汁で煮含めてあります)
をソース代わりに。シストロンの繊細な旨味も
南西部のビストロみたいな旨味も、一皿で完結!
今日はランチで一杯ひっかけようかな~♪ なんて
日にはうってつけの料理。ランチとしてはちょっと
贅沢なお値段になるかもしれせんが(これでもかなり
企業努力はしておりますが(^^;))頑張った自分への
ご褒美ランチとして、是非いかがでしょうか!