とにかく呑みたい
前世で私がフランス人だった頃は(妄想)、
夏が近づくにつれ そりゃもうヴァカンスの事で
頭がいっぱいで仕事なんか手につかないもんでした。
狭いアパルトマンのベランダで、ヴァカンス候補地の
地図を広げては、冷えたロゼワインを呑んでみたり、
リュクサンブール公園にサンドウィッチとロゼ持参で
友達とヴァカンスについてお喋りしながらまた呑んで、
ヴァカンス先でロゼ三昧になることは分かっているのに
今から、暑いパリの片隅で、せっせと冷えたロゼを
呑むことに励んでおりました。
そんなわけで、今年のお勧めロゼは
カベルネフラン主体の「ロゼ・ダンジュ 」
ロワール地方アンジュの、代表的な旨味ロゼ ♪
ロゼ・ダンジュといえばグロロ種を主体に造られるのが
通例ですが、今回お勧めするのはカベルネフラン主体の
ちょっと珍しいロゼ・ダンジュ。そもそもこの辺りは、
温暖で乾燥した気候と風土と石灰岩土壌により、上質な
カベルネフランが育つことで有名(この辺りの高級赤ワインは
主にカベルネフラン)なので、その上質な品種から生まれた
ロゼが美味しくないわけがありません。
さて、今年のヴァカンスの行き先がロワールに決まった
ところで(妄想中)、今からすでにロゼワインをどこで
呑むかのリサーチで頭がいっぱい。ロワール河沿いの
テラス席があるビストロとか、古城巡りのお散歩中に
サクッと呑めるバルとか、色々調べておかなくちゃ … 。
そうと決まったらさっさと仕事を片付けて、ヴァカンス前の
景気づけ、美味しいロゼワインを吞みにいこう!
という妄想ね。