天上へ届く香り
「パンが無いならブリオッシュを食べればいいのに…」と
貧民に向けてツッコミどころの多い名台詞を言ったとか言わないとか
伝説になっているマリーアントワネットさんですが、そのお陰(?)で
ブリオッシュという高級パンの存在が世界中に広められたと言っても
過言ではないでしょうね。
昔はパンというよりお菓子として扱われていたとか…
パンには水を使いますが、ブリオッシュには牛乳を使います
たっぷりの卵とバターを練りこんで…
焼き色を付けるために、表面にも卵をたっぷり塗ります
まっ黄色になったらオーブンへ!
いってらっしゃ〜い
おかえり〜!
あら〜いい色に焼けて〜
店内中、というか店周りの街中、空へも届きそうないい匂い…
卵とバターの優しいふくよかな香り!
鶏の滑らかな白レバーをのせたら…
ワインを登場させない訳にはまいりません!
アプリコットとブルーベリーのコンフィチュールと一緒に
きっとアントワネットさんも悪気があったわけじゃないでしょうから
(無知が罪だとはいえ)、天国で貧民達に美味しいブリオッシュを配って
皆でワインでも呑んで、是非とも仲直りして頂きたいなぁ。