クルルを司る神
ギリシャ神話の中では、山を司る神様とか海を司る神様、狩猟の神様
やら芸術の…知恵の…と、有難い事に神がいっぱいいるみたいですね。
お願い事をピンポイントに出来そうだから便利そうですね。いや、日本人が
ギリシャの神様にお願い事して聞き入れてもらえるのかは知らないけど。
で、こちらがうちの店を司っておられる方ですよ
すべてのソースの基本、ベースとなる鶏の出汁です
鶏ガラと色んな香味野菜で長時間コトコト煮だします〜
沸騰させないように気を付けます
いわゆるブイヨンですね!
うちは色んなキノコもどっさり入ります
和食で言うなら「一番だし」ってところでしょうか。このお出汁をベースにして
コンソメをひいたり、お魚のソースに加えたり、付け合わせとなるじゃが芋を
煮含めたり、リゾットの出汁にしたり、ありとあらゆる場面でお世話になって
おります。コンソメやヴィネグレット、フォン・ド・ヴォーや赤ワイン、マデラ酒や
その他のあらゆるソースの上に君臨する基本の出汁、クルルを司る神!
…と言っても過言ではないような気がします。
しかし、いくらキノコが好きだからって、こんなにいっぱい入れてるのって
どうなんだ?って思う方いらっしゃるかもしれませんけどね、いや、かなり
美味しくなるんですよ、これが! 旨味成分の海原が静かに、清らかに、
美を司る女神アフロディーテのように優雅に波立つ訳です!
(なんのこっちゃって思うでしょ?自分でも思いますよ)
そんなこんなで、お腹がすいて居ても経ってもいられなくなったら、
クルルを司る神々に合いに来てくださいませ!