男と女
フランス語には、女性名詞と男性名詞があります。
例えば「昼」という名詞は男性(le jour)で、「夜」という名詞は
女性(la nuit)。ちょっと面倒くさいけど、フランス語を勉強する
場合、根気よく覚えていかなくてはなりません。
オトコとオンナの区別がはっきりしてるフランスですから、
ワインも「男らしいワイン」「女らしいワイン」と表現される事が
あります。 葡萄の品種で言うと、カベルネソーヴィニヨンは
男性的、ピノ・ノワールは女性的なんて言われたり。 それを
もっと細分化して、ピノ・ノワールの中でもコート・ド・ニュイは
男性的、コート・ド・ボーヌは女性的、なんて言われたり。
更には、ニュイの中でも「モレ・サンドニ」は男性的で、
「シャンボールミュジニー」は女性的、なんて表現されます。
シャンボール・ミュジニー(ローラン・ルーミエ)
さて、本当に女性っぽいのか試してみなくちゃ
う~ん… 魅力的ですなぁ~
マダ~ム、マドモアゼ~ル!
こちらも シャンボール・ミュジニー(ユドロ・バイエ)
エレガントで色っぽい大人の女性、って感じでしょうか
その上、エネルギッシュで行動的!みたいなね
美しい酸と繊細なミネラル感、存在感のある余韻
パワフルで男性的なワイン、繊細で女性的なワイン、そんな
個性豊かな美しい飲み物に負けないように、うちの料理も
クルル風の「テロワール」を出して、それを生み続けていける
ようにならなくちゃ!よっしゃ、まずは美味しいワインをいっぱい
呑んでおかなくちゃいけませんかね!?